2023年の四季報夏号注目銘柄の….
結果発表ーーーー!!!!!
四季報が発売されるたびに注目銘柄と題して、個人的に有望そうな銘柄をピックアップして紹介していますが、実際に投資したリターンはどうなったのか!
実績を紹介する!
今後の四季報購読に役立てるための振り返りです。
あくまで私自身のメモ役割でもあります。
公開することで、今後の注目銘柄の信頼度も上がるかも?と思っていますがどうですかね。
今回のリターンを検証するのはこの記事の注目銘柄!
ここで紹介する「1年リターン」は、2023年四季報夏号の発売日である2023年6月16日~2024年5月31日までの期間のリターンを示します。
また、銘柄紹介に合わせてリターンがわかりやすいように株価チャートを表示させていますが、SBI証券
2023年夏号1年リターン
全銘柄のリターン紹介はさすがに無理!
ということで、上昇、下落率TOP5に絞って紹介します!
さて、注目銘柄すべての銘柄をあわせたトータルリターンは-5.99%でした。
同時期の日経平均がプラスリターンとなっているため、指数に負けました…。
銘柄選定にあたって考えたことは…
2023年夏号の四季報が発売されたころを思い出してみましたが、1番最初に浮かんだことがあります。
「ビックモーター」
みなさん知っていると思いますが、あれは衝撃でしたね~!
それもあって、中古車の販売など関連する企業には注目が集まりました。
ビックモーターの顧客が他へ流れると読んだからです。
結果的に選んでいた銘柄は1つでしたが、どうなったかは…。
夏号は、業績が絶好調な企業は早くも上方修正を出してくるので、やはり数字が良いものをなるべく選んでます。
また、12月期決算の銘柄もねらい目と思っていましたが、結果はいかに。
さあリターンにいってみよー!
プラスリターンTOP5
注目銘柄のトータルリターンはマイナスとなったものの、個別で見てみると素晴らしいパフォーマンを出した銘柄も数多くありました。
今回も2倍株を発掘しました!
ランクインはしませんでしたが、中国塗料がダブルバガーを達成しました。
しかし、2倍達成したのち、株価が下落していきTOP5外となっています。
ちなみに中国塗料のリターンはプラス73.04%でした!
いくぜ上位TOP5!
上昇率5位:(6920)レーザーテック
上昇率5位となったのは「レーザーテック」
22285円→40490円 +81.69%
デイトレ勢も多いレーザーテックをピックアップしていました。
業績の数字がとにかくよかったのと、増配予想があったので選びました。
また、情報欄には「エンジニアを多数採用している」と書いてあったこともあり、
生産力アップを図っているんだな~=需要増かも?
でも、株価横ばい…。あれ?
AI関連として、半導体が盛り上がるのがわかっていたので、その代表格であったレーザーテックだけ買っておけば勝てた感ありますね…。
四季報見出し欄は【絶好調】【大増員】
上昇率4位:(2884)ヨシムラ・フード・ホールディングス
上昇率4位となったのは
「ヨシムラ・フード・ホールディングス」
888円→1618円 +82.21%
食品業界のM&Aで会社を大きくしてきた同社。
個人的に好きな、M&Aで買収して足りないところを補完していく業態。
外食や観光需要が増すことを予想していたので、ピックアップ!
ただ、中国の「日本産水産物の全面輸入停止」には焦りましたね。
2023年に買収した「マルキチ」がホタテ輸出で実績のある企業だったのですが、中国の輸入停止ニュースでヨシムラ・フード・ホールディングスの株価は大幅下落。
しかし、ニュースの報道後すぐにIRを出したことで、会社の行動にかなり好感できましたね。
最終的には政府の支援もあったりといい結果となりました。
四季報見出し欄は【大幅増益】【積極買収】
上昇率3位:(7011)三菱重工業
上昇率3位となったのは「三菱重工業」
682円→1368円 +100.59%
最近10分割した三菱重工がダブルバガーを達成!
まさかここまで騰がるとは思っていませんでした。
この上昇は、ほとんど防衛関連として注目が集まって上昇したと読んでいますが、どうですかね。
そもそもピックアップしたのは、業績の数字がよかったから。
予想値ですけどね。
じゃあ、今の三菱重工は?と聞かれると、うーん、どうかな….。
四季報見出し欄は【最高益】【エネ転換】
上昇率2位:(3099)三越伊勢丹ホールディングス
上昇率2位となったのは
「三越伊勢丹ホールディングス」
1470円→3261円 +121.84%
これは予想通りにキターーー!!!って銘柄でした。
皆さんご存じ「伊勢丹」や「三越」をはじめ、全国の百貨店運営会社を傘下に持つ、持株会社。
夏号を見ているとき、三越伊勢丹ホールディングスの株価はコロナショックの底値からすでに3倍以上に株価が上昇していましたが、まだ騰がる!と思いピックアップしました。
業績予想の数字はもちろん、インバウンド客の増加が見込めるなら、円安影響もあって買い物客が増えて、百貨店の売り上げはまだまだ上がる!と予想。
さらに国内の購買意欲もしっかりとあることは街頭インタビューなどのニュースで確認済み。
この株価は安いとの判断でした。
結果的にはこの思考は正解だったと思います!
最近の大幅高には、自社株買いと取得した株を消却するとの発表が好感されていると思われます。
四季報見出し欄は【連続増配】【強化策】
上昇率1位:(7740)タムロン
栄えある上昇率1位は「タムロン」
3855円→8840円 +129.31%
社長さんがやらかして、株価が下落したときは「まじかよ…」って感じでした。
細かいことは省きますが、経費の私的流用
(しかも、夜の…)
さて、同社はどんな事業をしているのか知っていますか?
それは、カメラの交換レンズを作っています!
しかも、世界的なメーカー!
Googleで「タムロン」と検索すると、検索候補に「神レンズ」と表示されるので、かなり良いものを作っているんでしょう。
この銘柄を選んだ理由は、流行です。
1年も前ですが、カメラ流行ってませんでした?
しかも、ちゃんとした1眼レフカメラとか。
それもあって、カメラ関連の銘柄を探していたところで、同社を見つけました。
業績の好調には、ミラーレスカメラの売上が大きく影響しているようです。
はじめの目論見だった、一眼レフカメラは最近減少してるみたい…。
予想自体は外れたものの、カメラの交換レンズ需要は堅調!
タムロンのレンズは低価格ながらも質の高いレンズが多いのが特徴だそう。
だから神レンズ…?
株式分割が予定されているのも直近の株価上昇要因となっています。
四季報見出し欄は【上振れ】【拡充】
マイナスリターンTOP5
ひどい結果です…。
下落率5位:(4772)ストリームメディアコーポレーション
下落率5位は「ストリームメディアコーポレーション」
320円→135円 -57.81%
同社は、韓流スターのイベント事業などのコンテンツ事業を主力としています。
業績面で、黒字転換予想となっており、インパクトのある業績をだせるのでは?と思い、ピックアップしていました。
しかし、ふるわず。
X(旧Twitter)の一部でも話題になっていた銘柄でした。
やはり、Twitterで話題になる銘柄は手を出さない方がいい…
四季報見出し欄は【黒字化】【窓口】
下落率4位:(4169)ENECHANGE
下落率4位は「ENECHANGE」
1419円→469円 -66.95%
エネチェンジは、電力・ガスの切り替え支援プラットフォームなどを運営しています。
電力高騰による切替需要とEV車の普及をみこして、ピックアップしていました。
一時は直近高値を更新する勢いでしたが、EV充電事業の粉飾決算疑惑?と社長が株式を市場内売却するなど、マイナス要因が多数でて、大幅下落しています。
電力需要を考えると、株価は復活できると思いたいですがどうですかね。
四季報見出し欄は【下期黒字化】【EV充電】
下落率3位:(5032)ANYCOLOR
下落率3位は「ANYCOLOR」
6600円→2164円 -67.21%
言わずと知れたVチューバーのグループ「にじさんじ」の運営を行っている企業。
YouTube配信などを実際にみて、その人気に驚き業績にも注目していましたが、奮いませんでした。
同じVチューバー関連として「ホロライブ」を運営するカバーもありますが、YouTubeビジネスはやはり厳しいのか?
自社株買いの発表もありましたが…。
数字は悪くないと思うんですけどね。
四季報見出し欄は【増勢】【大人気】
下落率2位:(9553)マイクロアド
下落率2位は「マイクロアド」
1860円→425円 -77.15%
マーケティングプラットフォームを提供している会社。
IPO後から上昇を続けていた同社でしたが、業績予想が悪化して下落。
ほんとにIPOしたばかりの銘柄を狙うのは難しい。
みなさまもお気をつけて。
四季報見出し欄は【再増額】【非広告】
下落率1位:(3856)Abalance
下落率1位は「Abalance」
10280円→1665円 -83.80%
2季連続で下落率TOP5にランクインです…。
しかも、今回は下落率1位と。
最近、元役員がインサイダーの疑いで逮捕されるなど良いうわさを聞きません。
はじめましての方に説明すると、同社はベトナムの太陽光パネル子会社の急拡大により、業績が大化け。
株価が大幅上昇し、Twitterでも話題になった銘柄です。
当時の数字を見てみると、まあ驚きますよ。
いまもそうですが、かなり良い数字ですよ。
話題になって急激に熱くなったけど、冷めるのもはやかった…。
四季報見出し欄は【躍進続く】【キャッシュ】
2023年夏号1年リターンまとめ
2023年夏号のリターン結果をみてみました。
そいや、中古車の企業は?
はじめにビックモーターの話をしましたが、不正発覚より四季報発売の方が早いです。
つまり、運要素も強かった銘柄でもあります。
ピックアップしていたのは、中古車販売や輸出を行っている
「アップルインターナショナル」でした!
2023年夏号では、1番最速で株価2倍達成しました。
最終リターンは、+75.59%でした。
やはりビックモーターの影響はでかかった!
低位株でこのパフォーマンスなので、やはり中小型株は魅力的です。
その分難しいのも確かですが。
さて、注目銘柄を振り返ってみて思ったのは、2023年夏号で良いパフォーマンスをだした銘柄は、株価が横ばいになった期間があったこと。
集めやすい感じですね。
それはよしとして、これらの情報を含め
あくまで参考程度に。
これからも注目銘柄を紹介していく予定ですが、結果からわかったことをフィードバックして、よりよいパフォーマンスにつながればと思っています。
ただ、当ブログを読んでくださる皆さんの役立つのが1番嬉しいです。
参考になればうれしいです!
※この記事で紹介している銘柄は推奨しているわけではありません。投資にはリスクが伴います。投資する際は、自己判断・自己責任でお願いします。