株式投資って、実は連想ゲームなことは知っていますか?
株ってなにかと難しいイメージがありますよね。
毎日のようにニュース記事をみたり、経済や政府の動向などチェックしたりと難しそう。
株式投資に限らず、情報は命なので知って損はありません。
筆者個人の意見として、「そう難しく考える必要はないのではないか」ということです。
この記事のタイトル通り、株は連想ゲームです。
あなたが見た、見つけた情報から連想していき、業績が上がりそうな企業を見つけたときに、その企業はお宝銘柄かもしれません。
この方法は、投資初心者でも出来ますし、通用すると思います。
具体的な事例を挙げながら紹介していきたいと思います。
なぜ株は連想ゲームなのか
さて、まず初めになぜ連想ゲームなのかを紹介していきたいと思います。
株式投資をしていると、「株価は6カ月~1年先を予測して動く」というのを聞いたことはありませんか?
これに関しては、賛否両論なので正しいかとかは置いておいて、株式投資をする上で「未来を予測して動く」というのが重要になるわけですね。
いわゆる先読みってやつですが、ここで連想ゲームが活きてくるわけです。
例えば、コロナ蔓延が落ち着いてきて、アフターコロナ銘柄で浮かぶものはなんでしょうか?
多くの人が思いつくのは、旅行ではないでしょうか。
この「旅行」というキーワードから、
・ホテル
・お土産
・飛行機
など、旅行で利用しそうなことを連想していきます。
そこから、企業をピックアップしてみるとどうでしょう?
株価が上がっていませんか?
株価が上がっているということは、みんな6カ月~1年先には業績が上向いているなど予想して、その企業の株を買っているんですね。
しかし、みんなが思つくようなことだと既に株価が織り込み済み、つまり未来の株価上昇分を出し切っていて、あなたが買った後にそこまで上昇しない可能性があります。
そこでもっと別の視点で考えていきます。
アフターコロナでしかも旅行をテーマとすると、自宅から外出が増えますよね。
となると、コロナ禍であまり気にしなかった外見を気にするようになります。
ここでテーマに上がってくるのが
・ファッション
・化粧品
ではないでしょうか?
実際にファッション系の企業の株価は上昇しています。
調べていただければわかりますが、ファッションブランドを展開する企業で、2023年目立った株価上昇を遂げたのは、「パルグループホールディングス」です。
パルグループホールディングスは、2023年の年初から年末までに株価が2倍にまで成長しました。
このように、さまざまな情報から連想していって先読みをするんです。
毎日のようにいろんな情報が出てくるわけですが、それぞれ連想していき「これだとこの銘柄は利益増えそうだな~」と連想して企業を調べていきます。
そうしていくうちに、まだ上昇が始まっていない銘柄を見つけ出すことができて、人より先に投資できる可能性があるわけです。
1つの情報に対して、これはどうかな?こっちは?みたいな感じで、どんどん連想ゲームをしていきましょう!
具体的な事例
ここまで説明しても正直イメージしづらいですよね。
というわけで、連想ゲームで実際に株価が上昇した銘柄を紹介したいと思います!
日本株、外国株、ネタ枠と紹介していきます…
シリコンアイランド
まずは、日本株から。
シリコンアイランド、九州の半導体企業の進出や工場建設は2023年のトレンドのひとつでした。
そのなかで、わたしが連想した銘柄をご紹介。
シリコンアイランド
↓
九州工場建設
↓
建築資材
↓(九州に本社があるとなおヨシ)
コンクリート
↓
ヤマックス(企業名)
このように連想してみました。
ほかにも、建築部材&半導体製造部材で、旭有機材も候補にあがりました。
ちなみに「ヤマックス」2023年の年初来でダブルバガー超え達成しています。
また、筆者が厳選した「四季報注目銘柄【春号】」でも紹介していました。
ヤマックスは2023年5月ごろまで株価が横ばいに続いており、市場参加者がほぼノーマークだったと思います。
そこから好業績がわかっていき、買いたい人が増えていったといった感じです。
これぞ先読み!
アフターコロナ
今度が米国株でアフターコロナを連想して買った銘柄を紹介。
こちらは、X(旧Twitter)にて過去に投稿しています。
コロナ落ち着いてくる
↓
みんなお出かけしたくなる
↓
旅行者増える
↓
クレカ決済増える
↓
Visa収益アップ
とこのように連想した結果、クレジットカードブランド「VISA」をピックアップしました!
現金からキャッシュレスの時代へ移行してきているのもあり、今後も期待できると思っています。
VISAのビジネスは非常に優れています。
過去に銘柄分析をしているので、よければあわせて読んでみてください。
WBC
2023年はワールドベースボールクラシックことWBCが大いに盛り上がりましたね!
スポンサー企業であるスポーツ用品のミズノの株価は上昇しましたが、それを上回る株価上昇をとげたWBCで活躍した選手の名前が絡む銘柄があります。
それは、「大谷工業」(東証スタンダード:5939)
大谷工業の事業は、電力・通信用架線金物などを手がける資材メーカーで、野球との関連は皆無。
WBC開幕前の3月6日まで株価4000円台を横ばいで続いていた大谷工業ですが、大谷翔平選手がホームランを打つなど活躍するたびにストップ高…
ついには3月16日には最高値で、16050円というとんでもない上昇を遂げました。
しかもこの急騰は、たった8営業日で起きたことという驚き。
たった8日で4倍はやばすぎる…
大谷工業は、大谷翔平選手と何の関係もないのにもかかわらず起きたこの急騰劇は、名字が同じだからという理由で投資家たちが売買を繰り返した結果なのかもしれません。
実は、こういったスポーツイベントで盛り上がる銘柄はあります。
有名どころだと、イギリス風のパブチェーン「HUB」を運営している、ハブ(東証スタンダード:3030)ですね。
スポーツバーが良くニュースで取り上げられますが、ワールドカップなどをはじめスポーツイベントがあるたびに株価が反応しているイメージがあります。
実は株式市場って、遊び心をもった人が生き残っていくのかもしれませんね。
(こういった銘柄は急落がつきものなので、取引する際はご注意を)
株は連想ゲームまとめ
ご紹介してきたように身近な情報から連想ゲームをすることで、先読みすることが可能です。
これは、初心者経験者関係なく有効な手段だと筆者は考えています。
連想ゲームを習慣化することで、よりよい銘柄にたどり着ける可能性があります。
そして、業績の数字で結果さえでれば…
さいごに、「卵の価格が下落した」というニュースからあなたはなにを浮かべますか?
まずは身近なものから始めると良いかもですね!