GAFAMは時代遅れ?今こそ知りたいマグニフィセント・セブン

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アメリカの株式市場を牽引する大手テック企業といえば、「GAFAM」ですね。


G・・・アルファベット(Google)

A・・・アップル(Apple)

F・・・メタ(Facebook)

A・・・アマゾン(Amazon)

M・・・マイクロソフト(Microsoft)


そんな「GAFAM」、そう呼ぶのはもう時代遅れかもしれません。

最近、この「GAFAM」の5社に加えて、エヌビディア、テスラを加えた大手7社を「マグニフィセント・セブン」と呼ばれるようになっているそう。


そう!時代は、「マグニフィセント・セブン」!

目次

マグニフィセント・セブンの由来

さて、「マグニフィセント・セブン」の由来は、2016年公開の映画「The Magnificent Seven」のタイトルからだそう。

実はこの作品、黒澤明監督の映画「七人の侍」を翻案した、1960年公開の映画「荒野の七人」をリメイクしたもの。

元をたどれば、日本映画にたどり着くという驚き…


ぎん

まさか日本につながるとは思わなかった…

マグニフィセント・セブンのパフォーマンス

まずは、「マグニフィセント・セブン」を構成する銘柄とアメリカの代表的な株価指数である「Nasdaq100」の年初来リターンを比較したいと思う。

株価指数 年初来リターン
NASDAQ100 +47.27%
銘柄名 年初来リターン
Alphabet Inc Class A + 47.96%
Apple + 52.91%
Meta + 160.40%
Amazon + 71.32%
Microsoft + 56.32%
NVIDIA + 226.69%
Tesla + 120.93%

※年初来リターンは2023年12月1日の株価にて算出


NASDAQに上場している3000銘柄以上の中から厳選した100銘柄で構成された株価指数「NASDAQ100」の年初来リターンを7銘柄すべて上回る結果に。

いかに市場を引っ張っている銘柄なのかよくわかりますね。

ちなみにマグニフィセント・セブンの年初来リターンをざっと計算してみると、+ 105.22%という数字が出ました。


ぎん

すごすぎる…


さて、2023年の株式市場は「AIブーム」が大旋風を起こしました。

chat GPTの登場により、日本では流行語大賞に選出されるなど、一大テーマとなった「生成AI」

この「AIブーム」の中心となったNVIDIAが年初来リターン+ 226.69%という驚異的なリターンをたたき出しました。


なぜ、このリターンが生まれたのか考えたい。

1840年代のアメリカでは、ゴールドラッシュ(金の採掘)が大盛況となっていました。

世界中から金を探し当てて一攫千金を狙う人が移住してきたそうですが、ここで1番儲けられたのは金を採掘した人ではなく、ジーンズを販売した人でした。(のちのリーバイス)


これを一例に考えると「生成AI」という金脈の発見により、ゴールドラッシュが始まる。

そして、金脈の採掘(AIの進化)に必要な道具(GPU)を求める人が殺到するわけです。

ここまでくれば、なぜNVIDIAが驚異的なリターンを生み出したのか、納得することができるのではないでしょうか。


NVIDIAに限らず、「マグニフィセント・セブン」の銘柄のほとんどがこの「AIブーム」にのろうと様々なサービスを展開、発表してきました。

来年も「AIブーム」が続くのであれば、次なるゲームチェンジャーとなる銘柄がこの「マグニフィセント・セブン」のどれかになるのかもしれませんね。


ぎん

必ずしも話題のものが1番儲かるとは限らないって話

マグニフィセント・セブンのETF

ここまできて、「マグニフィセント・セブン」を買いたい!と思った方いませんか?

構成銘柄が7銘柄となっており、すべての個別銘柄を買えばなんちゃってETFの完成!となりますが、そこそこ資金が必要。

というわけで、お手軽にまとめて投資できるETFはないかと探してみました。


「マグニフィセント・セブン」のETFありました!

その名も「Roundhill Magnificent Seven ETF」
ティッカーシンボルは「MAGS」


さて、この「Roundhill Magnificent Seven ETF」の取り扱いのあるネット証券ないかなと思い探してみましたが、見つかりませんでした。

いずれ人気化しそうなので、そのうち取引できるようになると思います。

かわりといってはなんですが、「iFreeNEXT FANG+インデックス」というファンドがあるので、そちらに投資するのも良いかもしれません。


ぎん

MAGSに投資できるようになるといいね!

マグニフィセント・セブンの今後

高いパフォーマンスを発揮していることをわかっていただけたと思いますが、この成長が今後も続くか気になるところ。

来年の2024年もAIトレンドが続くとは思っていますが、なにがあるかわからないのが株ですね。

例えば、テスラで考えた場合だと電気自動車の需要が落ちる。

エヌビディアだと、より良い生成AIの開発に適した製品を発売するだとか。

(難しいことを言い出すときりがないのでここまで)


正直、マグニフィセント・セブンの中の銘柄じゃなくてもいいと思ってもいます。

ゲームチェンジャーとなっている「AI」に必要となってくる道具の企業の株を買うと良いかもしれません。


例えば、AIの発達によりクラウドコンピューティングのセキュリティが気になってきますが、ここの分野のビジネスを展開しているのは、クラウドストライク(CRWD)

自分の思考を巡らせて、コレ必要になるかもな~で調べていくと、まだ知られていない優良な銘柄と出会えるかもしれません。


ただ、10年先はわかりませんが、今後1.2年くらいは「マグニフィセント・セブン」の牙城は続くのではないか?というのは個人的な予想です。


それでは読者様の幸運を祈って。



※この記事で紹介している銘柄は推奨しているわけではありません。投資にはリスクが伴います。投資をする際には、自己判断・自己責任でお願いします。

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